『ひぐらしのなく頃に奉 鬼隠し編』クリアしました〜!
【Steam版情報】
作品ページ:https://store.steampowered.com/app/310360/_/
値段:無料
開発:07th Expansion
発売日:2015年5月16日
プレイのきっかけはSteamで無料だったから
なにか無料で遊べるゲームとかないかな〜とSteamを見ていたら、この作品が無料公開されているのを知りました。
以前からずっと気になってはいたんですがノベルゲーは合わないの差が激しいからな……あと重要そうなネタバレ(後述)を数年前に踏んじゃったし……とずっと触ってこなかったけど無料なら試しにやってみよう、ということで購入。そしたら先の展開が気になって気になってけっきょく徹夜でクリアしてしまいました。クリアした熱量で走り書きしているため、いつにも増して文章がふわふわしています。思ったことを適当に書き殴っただけ。
雑すぎるあらすじ
昭和58年(1983年)初夏。
主人公は東京から鹿骨市の山奥にある寒村、雛見沢村に引っ越してきた少年「前原圭一」
人口2千に満たない田舎で学校も1クラスしかなく、年齢はバラバラ。心優しい女の子竜宮レナ、快活で少しおじさんくさい園崎魅音など、個性豊かな学校のクラスメイトたちと交流を深めながら、圭一は和気藹々とした日常を送っていた。
しかし、ある日圭一は村の重要な秘密を知ってしまう。そしてなんやかんやあって大惨事に(くそ雑)。
すごく雑な説明になってしまいましたが、ちゃんとしたあらすじがほしい方はSteamの紹介ページなどを読んでください。てっきりグロテスクなホラー物だと思っていたんですがミステリー物なんですね。また、先ほども言った通り、Twitterなどでネタバレが流れてきたのを何度か目にしてしまったので既にいくつか情報を知っています……。(ぽよよんろっくが作画してるアニメが数年前やっていたとき)
【知っている情報】
・角が生えた神様の女の子がいる?
・ループもの?
・詳細はわからないけど幻覚?頭を狂わせる?精神病がある?
・魅音に双子の姉妹がいる?
全部ふわふわしてるけど最後の双子以外けっこう重要そうなネタバレな気がするんですが……ですので完全に初見の感想を求めている方には申し訳ないです。
イラストは2種類あり、新しく描き下ろされたものと竜騎士07(原作者)さんが描いた原作版があるらしいですが自分はせっかくなので原作版を選びました。

男の人も女の人もまん丸でかわいい。
本編
ゲーム開始直後、意味のわからない独白の意味が始まっていきなり困惑。
最初はいつ事件始まるんだよ!昔Twitterで流れてきたアニメの血塗れシーンはどこ!?とプレイしながら考えていたけど、序盤で既にキャラに愛着が湧いてしまってずっと平和でいてほしいな……と思うようになった。今振り返るとまんまと作者の思惑に乗せられている。
個人的に序盤の部活パートがひぐらし発売当時のギャグってこんな感じだったのかな~(偏見)って勝手に想像できて面白かったです。大貧乏回がいちばん好き。負けたやつが罰ゲームをやるということで、最終的に弟口調執事女子スクール水着猫耳首輪しっぽ圭一というやばい絵面になってしまったわけだけど、アニメではちゃんと描写されてるのかなこれ……。
そんな感じで序盤は和気藹々とした話が続くし、竜騎士07さんが描かれる絵柄も非常にかわいらしいものなので案外こわくないのかも……と油断していたら富竹さんに「イヤな事件だったね、まだ左手が見つかってないんだろ?(うろ覚え)」と言われるシーンで一気に度肝を抜かれた。BGMが止まるのこわいこわいこわいこわいこわいこわい。
その後も日常パート自体は続くけど所々影が垣間見れるのが本当に怖かった。説明しにくいけど、なんかひぐらしの怖さってじわじわくる怖さなんですよ。見えない怖さというか……。
それまでもゾッとするような度々描写はあったけど、富竹さんとその彼女(多分)から聞かされる過去の事件やオヤシロ様の話、大石という中年刑事の登場。そして教えられる富竹さんの怪奇的な死……この辺りで一気に不穏な空気が流れるのを感じた。特に富竹さんの死は最近親しくなった頼りになる大人だったから悲しい。
それから圭一はどんどん不安、恐怖、不信感に苛まれていくが、自分もプレイしているとき圭一と全く同じ気持ちだった。雛見沢村に対する感情が急激に恐怖に変わっていく感覚……ホラーとしてよくできている。そこに関しては竜騎士07さんの圧倒的な文章力と描写の力だと思う。
圭一は自分も殺されるんじゃないか……という恐怖心から次第に部活のみんなまで疑い始めるけど、何せ村ぐるみで殺人やったんじゃねえの?って刑事から言われたらそりゃ不安だよな~って。疑心暗鬼になっていく描写が上手い。大石さんと電話してる時にレナが廊下に立っていたことが判明するシーンとか滅茶苦茶こわかったし下手なホラー作品よりホラーしてると思う。おはぎは正直これ後始末どうするの……両親になんて言い訳を……?とか余計なこと考えちゃって恐怖より心配が上に来ちゃったけど。
ただ、はじめは圭一と完全にシンクロしてずっと雛見沢村に怯えながらプレイしていたけどその圭一も徐々に疑心暗鬼が行きすぎて物騒なことを言うようになってくるからおや……?となった。うろ覚えだけど具体例を挙げると仲間を信じたいがあまり亡くなった富竹さんに対して「オヤシロ様を信じなかったから富竹さんはxxxxxになった。大石さんもxxxxxされて当然だ」って心の中で叫ぶところとか。独白で二重人格みたいになってる場面もあるし、中盤以降は言葉を選ばず言うと圭一が精神に異常をきたしているようにしか見えない。これは精神がおかしくなる病気?があるってネタバレを既になんとなく知っていたからこそ抱く感想なんでしょうか。ただそれを知らなくても中盤以降の圭一は異常だったと感じる。
最初は圭一に感情移入してオヤシロ様の祟りや村に対して怯えていたが、最後は”圭一”自身に対して恐怖を抱いていた。
中盤以降はずっと猜疑心でおかしくなった圭一の独白が続くんだけど、プレイしていてかなり恐怖心を抱いた。発狂している人間を一人称視点で見せられるとこんなにも怖いんだな……と思う。
序盤みんなとの交流であんなに楽しそうにしていた圭一が不信感からみんなを威嚇するようになるのが悲しいよ~。それでも仲間を信じたいとい気持ちが所々見え隠れしていた辺り、圭一が本当にぐちゃぐちゃになっているのが分かる。
途中から部活の時間になってもBGMが全く流れないのは、圭一が部活を楽しい場所だと思わなくなった心情を表してるんだろう。こういう所からキャラの心情を感じ取れるのはサウンドノベルならではと思う。
そして大惨事に
個人的に一番怖かったシーンは圭一が扉でレナちゃんの指をガンガン叩きつけてるところ。ホラーというか普通に暴力。痛みがギリギリ自分でも想像できる感じなのが怖い……。
最終的に周りを”敵”だと完全に認識した圭一が心配で寄り添ってきたレナちゃんを怒鳴りつけて、レナちゃんがずっと怯えていたのが辛いですね。プレイしながらレナちゃんと圭一のやりとりにニヤニヤしていた分切ない。
そして圭一の精神は一向に回復せず、最終的にレナちゃんと魅音を殺して圭一も死亡。えっ?
徹夜で休みなしにプレイしていたので疲れもあってクリアして放心状態になりましたよ。なにこれという気持ち。でも、それだけ物語が面白くて感情移入した証拠なんでしょうね。
圭一は富竹さんと同じく首を掻いて掻いて掻いて死亡。謎が謎を呼ぶって感じのラストでした。おまけシナリオ?のお疲れ会も読みましたが、本編に反してかなりほのぼのとした空気で良かったです。少し安心しました。
クリア後の考察という名の妄想(読まなくていい)
ということでクリアしたのは良いものの全く真相は判明せず。速攻続きをやってもいいんだけど、せっかく作品側が謎を残してくれたんだから綿流し編をプレイする前に思う存分考察(という名の妄想)をしてみます。気になるところが多すぎて自分なりに整理したいというのもある。
【まず最初の独白】
最初は「この独白だれの?どういう状況?」と思ったけどクリアしてから考えると、圭一がレナに向けた最期のメッセージだと思う。何かを振っている音がしたので恐らくレナと魅音を殺した際の言葉じゃないかな。好きだった、という言葉の通り圭一はレナのことを異性的に好きだったんじゃないか?他の女子に対しては大貧乏回などすけべな目で見ることもあっても、基本あくまで友達として接している。それに対してレナにだけは結構異性として意識した行動を取っている気がするんですよね。圭一は「仲間を信じたい。本当は自分がおかしいんじゃないか?」という自分と「周りは全て敵。殺される前に殺す」という自分がずっと心の中で戦っていたんじゃないかな……。
【過去の事件や今回起こった悲劇について】
お疲れ様会では誰が犯人なのかって色々意見が出ていたけど、個人的には富竹さんの「圭一が被害妄想から幻覚に囚われてる説」を推している。理由は幻覚?頭を狂わせる?精神病があるというネタバレを昔Twitterで目にしたから、というメタ的な予想。圭一は疑心暗鬼からその精神疾患を発症してしまったんじゃないだろうか。
死に際の富竹さんも恐らく同じ状態だったんだと思う。富竹さんは特に疑心暗鬼になってる様子じゃなかったし、少なくとも実際に暴行はされた感じなのでそれが不明点だけど……。
個人的に中盤〜後半の圭一は疑心暗鬼から二重人格状態に陥っており、レナ達の奇行や注射の件は全て幻……だと思ってたんだけど、それだと最後机に隠していた一部のメモと物がなくなっていたというのが気になる。
これが圭一の書いたメモです(間違いがあったらすみません)。
私、前原圭一は命を狙われています
なぜ、誰に、命を狙われているかはわかりません。
ただひとつ判る事は、オヤシロ様の祟りと関係があるということです。
レナと魅音は犯人の一味。他にも大人が4〜5人以上。白いワゴン車を所有。
【〜破かれたところ〜】
バラバラ殺人の被害者をもう一度よく調べてください。生きています。
富竹さんの死は未知の薬物によるもの。
証拠の注射器はこれです。
【〜破かれたところここまで〜】
どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。…死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。
これを読んだあなた、どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。
前原圭一
最3行だけバッサリ破かれているんですよね。初は注射含めて完全に妄想かと思っていたけど、本当に注射自体はあったのかもしれない。注射のことや富竹さんの死の真相がバレるのが不都合な者がいる?
これが本当なら富竹さんが錯乱したのも、圭一が最期に富竹さんと同じような行動を取ったのにも説明がつく。危ない注射で発狂してしまい、首を掻き切ったと考えるとかなり自然だと思う(そうかな……)。
ただ、似た死に方をした圭一がどう考えても注射を打たれる前から大分妄想に囚われてるというか精神やられてる様子なのが疑念点。
また、圭一=幻覚を見てる説を前提に考えると、レナと魅音の行動はどこまでが本当で幻覚だったんだろう……というのも気になる。個人的には圭一を威圧、攻撃するようなシーンは殆ど幻覚で(注射の件含めて)実際の二人は普通に圭一のことをずっと心配してたんじゃないかと思っている。レナは確かに前の学校で問題を起こしたらしいし、魅音も不穏な空気だけどそれとこれとは別。表情とかはおっかないときもあるけど、台詞だけ見ると圭一に危害を加えるようなことは言ってないんですよね。
じゃあ注射もレナや魅音じゃないなら誰が打ったの?って話になるけどそれは……分からない。実際はレナと魅音だと思っていた奴らは別の二人組で、そいつらに注射を打たれたというのも考えたけどそれじゃ死体がレナ達なのは状況的におかしい。圭一が時々言っていたように本当にオヤシロ様に乗っ取られたかもしれないけど神様が「よそ者に頭狂わせる注射打ったろ!^ ^」とかしてたらなんかイヤだな~。
そもそも大石さんの言う過去にレナが学校で問題起こしたって情報とかが嘘じゃないか?という線もあるけど、大石さんは特に嘘はついてないと思う。裏とかも特にないし圭一の妄想で台詞が改変されてるとかもなさそう。
うーん、やっぱり何もわかんないなあ。一部メモや注射がなくなっていたのは例の監督たちのせい?というか監督たちどこ?続きをやれば分かるんでしょうか……。というかここまで散々妄想しといて普通にレナや魅音が犯人で圭一は幻覚症状なんてなくガチの被害者って可能性もありますからね!!!!だとしたら恥ずかしいよ〜。
続きが気になるばかりです。そのまま綿流し編をやるか、アニメで鬼隠し編範囲まで見てから綿流し編をプレイするか少し迷い中。

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